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KATO 7013 DD16 の整備 [鉄道模型]

中古でお安かったので、国鉄型のディーゼル機関車 DD16 を導入しました。
2019111101.jpg

購入したのは 2014年モデルで、カプラーポケット未対策ロットと呼ばれるもの。(後で知った)
ナックルカプラーに交換すると、ボンネットの短い第二エンド側のカプラーがほとんど左右に振れないため、脱線や意図せぬ連結解除を起こしてしまうというもの。

Google で調べてみると、カプラーを異なるものに交換したり、あるいは削ったり切ったり、中にはダイキャストをリューターで削る、なんて記事もあり なかなか大変な様子。
・・・でも待ってよ、それって EH200 の整備で実施した板バネ加工術が使えませんか? さっそく試してみます。
ついでに、連結面間隔を詰めるため 付属のナックルカプラー(長)ではなく短いタイプに(※1)、いやいっそ自動解放対応のカプラー(※2)に交換することにします。

※1 Z01-0224 EF66前期形 ナックルカプラー
※2 28-255 マグネティックナックルカプラー 短

1. 必要なものを揃える

 ・DD16
 ・ナックルカプラー
 ・板バネ ・・・機関車に元々ついているもの
  (加工用を別途手配する場合は Z01-0218 板バネ(10個入) )
 ・デザインナイフ または カッターナイフ
 ・ピンセット
 ・カッティングマット
 ・セロハンテープ
 ・定規

2. 分解

今回は、車体まで分解する必要はありません。カプラーポケットと一体になっているスノープロウを取り外します。
車体を裏返してスノープロウを横から押すと簡単に外れます。
板バネが飛んでいかないよう注意してください。

第一エンドと第二エンドとでカプラーポケットを見比べてみます。
2019111103.jpg
これだとちょっとわかりませんね。カプラーポケット部を水色で塗り潰してみます。
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これならわかるでしょうか。板バネが収まる『上下に広い部分』が、左の第1エンド側は十分な幅があるのに、左の第2エンド側は幅がとても狭く、板バネがたわむ余裕がほとんどありません。

3. 板バネの加工

第2エンド側の板バネのみ加工します。下の写真のように部分カットしますが、切るときに曲がってしまわないように、セロハンテープ等でカッティングマットに仮固定してから定規を当てて切りましょう。
2019111105.jpg
スノープロウに戻してみます。板バネの組みつけはピンセットかラジオペンチの利用をお薦めします。(指だと思うようにピタッと嵌らないのです)
左が未加工の第1エンド、右が一部カットした第2エンドで若干低くなっています。
2019111106.jpg
これで板バネがダイキャストに阻まれて動かない問題を克服できました。カプラーもちゃんと首を振り・・・ません(あれ?)
ナックルカプラーの上部後端が、ダイキャストブロックに当たってしまうようです。
ナックルシャンクの後部左右のでっぱりの部分を、上約3分の1の高さまでカットします。
カプラーを組み立てる前にカットした方が楽だと思います。
2019111107.jpg
ナックルシャンクの下部、そしてリップシャンクの突起部分は板バネによる復元のために必要ですので、全部切ってしまわないように注意してください。

加工したカプラーをスノープロウに組み付け、車体にセットします。
ちゃんと首を振れるようになりました。

2019111108.jpg
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