KATO 10-1489 165系 急行「佐渡」7両増結セット 入線 [鉄道模型]
2016年にリニューアルされた KATO の 165系 急行型電車、「こまがね」「アルプス」「伊那」ときて、大本命たる「佐渡」が昨年発売されました。
7両基本セットと7両増結セットの2パッケージで、全14両から13両編成(※)を組みます。
(※ 6号車に基本セットの サハシ165-9 か増結セットの サハ164-2 かいずれかを選択して組み込み)
13両も要らないって人は ふつう基本セットを買うのでしょうが、tak は敢えて増結セットだけ購入しました。その訳は、増結セットに変わりダネが2両含まれるからです。
そのうち一つが モハ164 500番台、こちらは回送運転台(簡易運転台という人もいますね)が取り付けられた中間電動車で、制御電動車クモハ165と組み合されました。
もう一つが サハ164、たった2両しか製造されなかった売店付き付随車で、サハシ165 (ビュッフェ車)の代わりに組み込まれたものです。夜行列車や近距離列車など、食堂営業に向かない列車に使用されたそうです。
増結セットというと中間車だけの場合が多いですが、165系はクハ-モハ-クモハの3両ユニットを軸に編成が組まれるため先頭車の割り合いが多く、増結セットにも3両の先頭車が含まれます。なので動力さえ組み込めば走行可能なNゲージ模型として成り立ちます。
ここで出番になるのが ASSY パーツ。動力ユニットと動力台車を用意して モハ164-513 の床下と交換します。
加工は不要でポン付けできます。まずはパーツの確認、動力ユニットと動力台車が2コ。
動力台車は1個売りなので、2つ買うのを忘れないようにしてください。
動力ユニットを裏返して、床下機器を矢印の反対方向にスライドさせて外します。
モーターとフライホイールが露出します。
動力台車についている中間ジョイントの先端をフライホイールの6角穴に差し込みます。
ジョイントが奥まで刺さったら、台車を床下に押し込んで嵌めます。反対側も同様に。
台車がスムーズに回転するか確認できたら床下機器を元に戻します。向きに注意。
ボディ内側と床板それぞれに ⇒ の刻印があるので方向を合わせて・・・
ボディを嵌め合わせたら動力化完成です。クモハとモハだけの回送運転もできますね。
では、それっぽく並べ替えてみます。
動力車比率に少々無理がありますが、概ねいい感じです。
「変わり種を含む編成が欲しいなら、7両基本セットを買って、それに サハ164-2 1両分と モハ164-513 のボディ ASSY を足せばいいんじゃないの?」という考えもあるのですが、あいにく 2019年10月時点で ASSY はどちらも在庫なし、基本セットもそろそろ完売のようでした。
もうひとつ、クモハ165-54 はヘッドライト・テールライトが点灯します。しかし反対側の クハ165-98 は点灯しません。クハ165-98 もライトを点灯させたくないですか?
さて、セットに動力車を組み込むには モハ164-513 を動力化改造する方法ではなく、動力車を買い足してもいいのではないか、というより増結セットだけでは M/T比(電動車比率)が低すぎるのでむしろモハを足す方が良いですよね?
ASSY で一式揃える場合に必要なものをリストアップします。
高い~~い! もうちょっとで急行「伊那」の4両セットにも手が届いちゃいます。
ヤフオク!や 楽天市場 などで中古やセットバラシの新古品が売られていたりします。これが入手できればベストでしょうか。私は幸運なことに 急行『佐渡』基本セットのセットバラシの モハ164-66 を¥4,800 ほどで入手できたので、これを編成に加えました。
ただ、中古はいつでも買えるというわけにいかないのが難点です。
中古に関しては、リニューアル製品より旧製品の方が在庫が潤沢で入手しやすいですが、これはこれでいくつか課題があります(詳しくは後ほど述べます)
そこで、読者の皆様にお勧めできる確実性が高い方法は何か? と考えた結果が、前半の『モハ164-513 を動力化』という話になったというわけです。
サハ165-3 を モハ165 に見立てて モハ164-66 を編成に組み込んだ状態。
まぁ、普通に存在しうる編成にはなったかな、と。
※ リニューアル後の モハ164 の牽引力について、「アルプス」モハ164-819、「佐渡」モハ164-66 は問題ありませんが、「こまがね」モハ164-817、「伊那」モハ164-831 はトラクションタイヤなしのため登り坂でスリップしやすく、7両編成を引っ張るのはきついです。この2車は動力台車の内寄り2軸を「タイヤ付車輪」への交換をお勧めします。
(EC用タイヤ付ギヤ車輪黒短 29-950-8 を1軸ずつ分売(メール便発送)してくれるお店もありますよ)
また「旧製品の モハ164(M) があるのでそれを使おう」という方、リニューアルに伴いカプラーがボディマウントの KATOカプラー密連型#2 に変更になったため そのままでは連結できません。塗装も窓周り(朱色)、屋根、クーラーとベンチレーターの色が違う、動力ユニットの構造・性能が変わったなど、結構な違いがあります。(こんな感じ)
それでも連結させる場合、まず両隣になる車両のカプラーを 密連型#2 から 密連型(フック付き) にダウングレードする必要があります。モハのカプラーがアーノルドカプラーの場合は、これも 11-703 KATOカプラー密連型A(黒) に交換が必要です。それでも車間はボディマウントのカプラーにはかないません。
ならばいっそモハの台車のカプラーポケットを切断し 740691C3 モハ164(M)カプラーセット を加工・接着する方がすっきり仕上がりそうです(お勧めはできませんが)
また、新旧の クモハ-クハ を先頭車同士で連結して~ なんていう場合。
旧製品の先頭車を連結できるようにする方法は、アーノルドカプラー付き台車(TR69/DT32カプラー長)を用意してダミーカプラーから取り外したスカートを新しい台車に移植して、アーノルドカプラーを密連型カプラーに交換する形ですが、スカートが台車と一緒に回転して格好悪いです。
連結となる新製品も、フック付きのものにグレードダウンして勿体ない。これこそ新製品の クモハ165前面用カプラーS と スカート を加工して旧製品の先頭車に取り付ける方が良さそうです。(ここでは加工方法までは載せませんが)
拘りだすときりがなくなりますので、この 165系についてはほどほどにしておいた方がよさそうです。
・・・アーノルドカプラーポケット対応の KATOカプラー密連型#2(フック無し)が欲しい
7両基本セットと7両増結セットの2パッケージで、全14両から13両編成(※)を組みます。
クハ165 99 |
モハ164 13 |
クモハ165 13 |
サロ165 103 |
サロ165 109 |
サハ164 2 |
サハ165 3 |
クハ165 98 |
モハ164 66(M) |
クモハ165 102 |
クハ165 85 |
モハ164 513 |
クモハ165 54 |
13両も要らないって人は ふつう基本セットを買うのでしょうが、tak は敢えて増結セットだけ購入しました。その訳は、増結セットに変わりダネが2両含まれるからです。
そのうち一つが モハ164 500番台、こちらは回送運転台(簡易運転台という人もいますね)が取り付けられた中間電動車で、制御電動車クモハ165と組み合されました。
もう一つが サハ164、たった2両しか製造されなかった売店付き付随車で、サハシ165 (ビュッフェ車)の代わりに組み込まれたものです。夜行列車や近距離列車など、食堂営業に向かない列車に使用されたそうです。
増結セットというと中間車だけの場合が多いですが、165系はクハ-モハ-クモハの3両ユニットを軸に編成が組まれるため先頭車の割り合いが多く、増結セットにも3両の先頭車が含まれます。なので動力さえ組み込めば走行可能なNゲージ模型として成り立ちます。
ここで出番になるのが ASSY パーツ。動力ユニットと動力台車を用意して モハ164-513 の床下と交換します。
74069-1B | モハ164こまがね 動力ユニット | ¥3,080 |
740693D1 | モハ164「アルプス」動力台車 | (2個で)¥1,540 |
足回り一式 合計 ¥4,620 |
動力台車は1個売りなので、2つ買うのを忘れないようにしてください。
動力ユニットを裏返して、床下機器を矢印の反対方向にスライドさせて外します。
モーターとフライホイールが露出します。
動力台車についている中間ジョイントの先端をフライホイールの6角穴に差し込みます。
ジョイントが奥まで刺さったら、台車を床下に押し込んで嵌めます。反対側も同様に。
台車がスムーズに回転するか確認できたら床下機器を元に戻します。向きに注意。
ボディ内側と床板それぞれに ⇒ の刻印があるので方向を合わせて・・・
ボディを嵌め合わせたら動力化完成です。クモハとモハだけの回送運転もできますね。
では、それっぽく並べ替えてみます。
◇ | ||||||
クハ165 98 |
サハ165 3 |
サロ165 109 |
サハ164 2 |
クハ165 85 |
モハ164 513 |
クモハ165 54 |
制御車 | 付随車 | グリーン車 | 売店車 | 制御車 | モーター車化 | 制御電動車 |
「変わり種を含む編成が欲しいなら、7両基本セットを買って、それに サハ164-2 1両分と モハ164-513 のボディ ASSY を足せばいいんじゃないの?」という考えもあるのですが、あいにく 2019年10月時点で ASSY はどちらも在庫なし、基本セットもそろそろ完売のようでした。
もうひとつ、クモハ165-54 はヘッドライト・テールライトが点灯します。しかし反対側の クハ165-98 は点灯しません。クハ165-98 もライトを点灯させたくないですか?
さて、セットに動力車を組み込むには モハ164-513 を動力化改造する方法ではなく、動力車を買い足してもいいのではないか、というより増結セットだけでは M/T比(電動車比率)が低すぎるのでむしろモハを足す方が良いですよね?
ASSY で一式揃える場合に必要なものをリストアップします。
74069-1B | モハ164こまがね 動力ユニット | ¥3,080 |
740693D1 | モハ164「アルプス」動力台車 | (2個で)¥1,540 |
74074-1A | モハ164 66「佐渡」ボディ | ¥1,980 |
11-420 | モロ151パンタグラフPS16C 2個入り | ¥440 |
1両分 合計 ¥7,040 |
ヤフオク!や 楽天市場 などで中古やセットバラシの新古品が売られていたりします。これが入手できればベストでしょうか。私は幸運なことに 急行『佐渡』基本セットのセットバラシの モハ164-66 を¥4,800 ほどで入手できたので、これを編成に加えました。
ただ、中古はいつでも買えるというわけにいかないのが難点です。
中古に関しては、リニューアル製品より旧製品の方が在庫が潤沢で入手しやすいですが、これはこれでいくつか課題があります(詳しくは後ほど述べます)
そこで、読者の皆様にお勧めできる確実性が高い方法は何か? と考えた結果が、前半の『モハ164-513 を動力化』という話になったというわけです。
サハ165-3 を モハ165 に見立てて モハ164-66 を編成に組み込んだ状態。
◇ | ◇ | ||||||
クハ165 98 |
モハ164 66(M) |
モハ165 3 |
サロ165 109 |
サハ164 2 |
クハ165 85 |
モハ164 513 |
クモハ165 54 |
制御車 | 中間電動車 | 中間電動車 | グリーン車 | 売店車 | 制御車 | 中間電動車 | 制御電動車 |
※ リニューアル後の モハ164 の牽引力について、「アルプス」モハ164-819、「佐渡」モハ164-66 は問題ありませんが、「こまがね」モハ164-817、「伊那」モハ164-831 はトラクションタイヤなしのため登り坂でスリップしやすく、7両編成を引っ張るのはきついです。この2車は動力台車の内寄り2軸を「タイヤ付車輪」への交換をお勧めします。
(EC用タイヤ付ギヤ車輪黒短 29-950-8 を1軸ずつ分売(メール便発送)してくれるお店もありますよ)
また「旧製品の モハ164(M) があるのでそれを使おう」という方、リニューアルに伴いカプラーがボディマウントの KATOカプラー密連型#2 に変更になったため そのままでは連結できません。塗装も窓周り(朱色)、屋根、クーラーとベンチレーターの色が違う、動力ユニットの構造・性能が変わったなど、結構な違いがあります。(こんな感じ)
それでも連結させる場合、まず両隣になる車両のカプラーを 密連型#2 から 密連型(フック付き) にダウングレードする必要があります。モハのカプラーがアーノルドカプラーの場合は、これも 11-703 KATOカプラー密連型A(黒) に交換が必要です。それでも車間はボディマウントのカプラーにはかないません。
ならばいっそモハの台車のカプラーポケットを切断し 740691C3 モハ164(M)カプラーセット を加工・接着する方がすっきり仕上がりそうです(お勧めはできませんが)
また、新旧の クモハ-クハ を先頭車同士で連結して~ なんていう場合。
旧製品の先頭車を連結できるようにする方法は、アーノルドカプラー付き台車(TR69/DT32カプラー長)を用意してダミーカプラーから取り外したスカートを新しい台車に移植して、アーノルドカプラーを密連型カプラーに交換する形ですが、スカートが台車と一緒に回転して格好悪いです。
連結となる新製品も、フック付きのものにグレードダウンして勿体ない。これこそ新製品の クモハ165前面用カプラーS と スカート を加工して旧製品の先頭車に取り付ける方が良さそうです。(ここでは加工方法までは載せませんが)
拘りだすときりがなくなりますので、この 165系についてはほどほどにしておいた方がよさそうです。
・・・アーノルドカプラーポケット対応の KATOカプラー密連型#2(フック無し)が欲しい
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